日本語教師

日本語教師が海外の授業で求められることは?役立ったアイテムもご紹介!

晴れて日本語教師の資格を得て、就職先が海外に決まった場合、まず気になるのが「現地の授業でどのようなことを教えたらよいか?」ですよね。

最初は不安も多いと思います。学生によって日本語のレベルも様々ですし、教える国や機関によっても求められることは異なります。

ここでは、韓国の国立大学で教えていた時の経験を基に、記事を書いていきますね。

日本語教師が海外の授業で求められることは?

日本語教師が海外の授業で求められることは、ずばり、日本人にしかできない授業です。

私が勤めていた韓国の国立大学では、韓国人の先生も4名いらっしゃいましたが、文化的なことを教えるのは、日本人教師の役目でした。

韓国の地方都市では日本人の数が少なく、日本人教師は、日本語だけでなく、日本文化を直接学ぶ存在として重宝されます。

日本語を学習する学生たちは、少なからず日本文化にも興味を持っているんですね。

しかし、韓国人の先生にとっては、なかなか教えにくい科目であり、日本文化は日本人教師に教えてほしいというのが本音でしょう。

海外に行ってから準備をしようと思っても、必要な道具が揃えられないことがあります。

日本を出発する前に、日本文化の授業で使うアイテムを揃えて行きましょう!

「備えあれば患いなし」ですよ(笑)

海外の授業で実際に役立ったアイテムをご紹介!

では、実際に授業で役に立ったアイテムをご紹介します!

学生たちは、日本のポップカルチャーにはとても敏感で、マンガやアニメなどについては、日本人教師よりも詳しいことが多いでしょう。

逆に、日本の伝統文化については知る機会が少ないので、実際に授業で体験できてよかったという学生が多かったですよ。

アイテム1.着物

やはり、着物は日本文化の王道です。

着物に憧れを持っている学生も多いですよ。

実際に授業で着付けをすると、大変喜ばれます!

着付けの知識がない場合は、ビデオを利用して説明してもよいでしょう。

帯の結び方はたくさんあるので、各グループに別々の結び方を課題にして、出来上がりのバリエーションを楽しむこともできます。

韓国にも「韓服」という伝統衣装がありますが、あまり日常的には用いられておらず、気軽に着物や浴衣を着て、街に出かけられる日本がうらやましいという学生もいました。

私が韓国の大学で勤務していたのは、2013年から2014年にかけてですが、2016ごろからソウルを中心に、カジュアルな韓服を着て街歩きをする「韓服女子」が増えているそうです!

2019年現在では、防弾少年団のメンバーが日本公演に行く際に「生活韓服」なるものを着て、話題になりました。

現代風にアレンジされた伝統衣装が、韓国でも人気になってきています。

アイテム2.風呂敷

海外の授業で役立ったもう一つのアイテムは、風呂敷です。

まずは、風呂敷と呼ばれるようになった由来について授業で説明します。

一般的には、銭湯へ通うときに、着替えなどを包んでいったことから風呂敷と呼ばれるようになったと言われています。

その他にも商人が商売道具を包んで使ったり、お伊勢参りなどの際に、旅行かばんとしても利用されたりしていました。

韓国にも「ポジャギ」という風呂敷のような布があり、主に、祭事や贈り物を包む際に利用されていまいた。

現代では利用される機会が少なく、韓国の若者にとっては、身近な存在ではなくなってきています。

そこで、授業で風呂敷のいろいろな包み方を紹介し、バッグやペットボトルカバーのように、日常生活で利用できる方法を伝授します。

学生たちは「こんな利用方法があったのか!」と感動していましたよ。

「自分で作って、他の人に教えることができる」ということが、学生にとっては自信になるんですね。

まとめ

海外の授業では、日本人教師の役割として、日本文化を教えることが求められます。

日本人だから、当然、日本文化を知っているものだと思われています。

しかし、日本語教育専攻の大学や、日本語教師養成講座では、日本文化の教え方まで学ぶ機会がないことが多いです。

これから海外で日本語教師になることを目指す方は、海外へ行く前に、着付けや茶道などの日本の伝統文化をできる限り習っておくことをお勧めします!!

授業内容の引き出しは多い方がいいですよ!

さらに、ただ日本の伝統文化を教えるだけでなく、学生の国の伝統文化と比較したり、それぞれの伝統文化を現代の生活にどう活かしていけるか考えたりすることによって、授業の意義が増すでしょう。

自国の文化を気軽に日常生活に取り入れて継承していく姿勢は、国を問わず、尊敬されます。

あなたも和柄や着物のテイストを取り入れた服を着て、海外で日本語の授業をしませんか?